住宅用太陽光発電の「2019年問題」の詳細と対策について
2021.4.16福岡・鹿児島で省エネ住宅化(オール電化・太陽光・蓄電池)の
お手伝いをしている安心頼ホームの北丸です。
さて、本日の新聞やテレビの報道でもありましたように、
住宅用太陽光発電を設置されている方を対象に、
「2019年問題」が起きます。
「2019年問題」というのは、2009年11月1日から始まった住宅用太陽光発電の
「余剰電力買取制度(のちの固定価格買取制度・FIT制度)」の買取期間である10年間が満了し、
電力会社による買取価格が大幅に下がる可能性が高いという問題です。
これまでの「固定価格買取制度(FIT制度)」は国が定めた価格でしたが、
FIT期間が満了すると、電力会社ごとに買取価格を自由に設定できるようになります。
これによって、買取価格は11円以下になることがほぼ確実だろうと見られています。
なぜかというと、実は、元々「固定買取価格」が
高く設定されていたことにはカラクリがあります。
FIT制度で認定された太陽光発電の電気を買うと、
国の機関から電力会社に対して、交付金が出ています。
つまり、「固定買取価格」とは、「電気の原価+交付金」の合計となっているので、
高値での買取が出来ていたのです。
しかし、固定買取期間の10年間を過ぎると、FIT制度の対象外となってしまうので、
電力会社は電気を買い取っても「交付金」を受け取れません。
そのため、「電気の原価」で買い取るしかないのです。
今の日本卸電力取引所の価格を考慮すつと、「電気の原価」は8円~11円程度となっています。
従って、11円以下になるのはほぼ確実だろうと見られているのです。
さらに、どの電力会社とも買取契約を結ばないと、
買取単価は0円(無償で電力会社に引き渡すこと)になってしまいます。
何円になるかは分かりませんが、少なくともどこかの電力会社と、
売電契約を結んだ方が良いと言えます。
ところで、この「2019年問題」を迎えた以後、太陽光をより良く使うには、
どのような対策があるのでしょうか?
実は、3つの選択肢があります。
1つ目は、お家で使えるだけ使って、後は無償でも電力会社に引き取ってもらう方法。
2つ目は、買い取ってくれる新電力を探し出して、安くても新電力に売る方法。
3つ目は、蓄電池や太陽光で沸かせるエコキュートを設置して、お家で自家消費する方法です。
果たして、あなたのお家はどの対策が向いているのか?
蓄電池の導入での投資対効果はあるのか?
安心頼ホームでは、福岡県・鹿児島県にお住いの方限定で、
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